スタアラか?!ワンワールドか?!世界一周航空券を考える!②
世界一周航空券の比較検討第2回目。
実際に、どんな時にどっちがいいか?!を考えてみました。
ひとまず、加盟航空会社の分布をみると、スタアラはアジア系航空会社がかなり多い。
SQ、TG、OZ、NH、CA、AIとアジア圏で行けないところはない!!という感じ。
欧州線も、LH、OS、LX、SK、TP、TKと、ややドイツ語圏に偏っている感がありますが(笑)、1回乗り換えれば、欧州内、行けないところはない感じ。
北米は、UA、ACだけですが、UAはCOの路線もあるので、かなり充実しています。
アフリカはSA、ET(エチオピア航空)、MS(エジプト航空)の3社。SAがあるので、南側は問題ないでしょう。北アフリカはやや手薄ですが、LHやOS等、欧州系でも到達可能です。
しかし、南米…
コロンビアのAV(アビアンカ航空)、パナマ(中米ですが…)のCM(コパ航空)だけなので、路線的には、南米全地域を網羅?!というわけには行かない感じ…特に南部…
ちなみに、アビアンカ航空は世界で2番目に古い航空会社らしいです!
なんと一番古いのは、KLM!!オランダ航空!!
知らなかった~!!
と、また脱線!(爆)
長々書きましたが…言いたいことは、
「南米をルートに入れるなら、ワンワールドがよい!」
これは、あちこちのサイトにもよく書かれてます。
ワンワールドには、かつてのランチリ、ブラジルのタム航空が合併したラタム航空が加盟しているので、南米は広く網羅されています。
もちろん、イースター島も守備範囲!
どのくらいの国や都市を回れるかというのは、距離とセグメント、途中降機回数等でどちらも制限をかけています。
スタアラは総マイル数で金額が変わるので、総マイル制限=懐具合による!があり、最大途中降機回数は15回までとなっています。
ワンワールドはマイル制限はないですが、16セグメントが最大区間数となっています。
世界一周する場合、当然ながら、最初の場所の近く、もしくは同じ大陸に戻らなければならないので、ワンワールドの16セグメント中、途中の全ての場所で途中降機したとすると、スタアラの最大途中降機回数15回と全く変わらないことになります。
したがって、距離制限のないワンワールドでは、でかい国(つまりアメリカ?!)をロングフライトであちこちまわる旅に適していると考えられます。北米は6セグまで可能、しかもバックトラック可能なので、思い切って、行ったり来たりできるわけです(あまりそういう方はいないと思いますが…)。
わが友人も、LHR-LAX-JFK-HKGと最新機材のファーストクラスに乗るために、北米内バックトラックのルートを選んでいます。
スタアラは途中降機回数しか制限がないので、世界一周の中でも、今回は特に欧州を!もしくは北米を!など、どこかに重点を置いて回りたい!という方には、お勧めだと思います。
特に、欧州内を効率よく飛行機で回りたい!という方にはとても良いのではないでしょうか。
電車の旅もいいですが、スコットランドから南ドイツに入って、ギリシャに行き、北欧に飛んで…というような旅は、やはり空路が便利です。
こういう人のことを考えて、同一都市3回乗り換え可能になっているのかもしれません。ルフト便でフランクフルト乗り継ぎを利用すれば、ルフト便だけ利用して、相当数の都市に行くことが可能ですからね。
残念ながら、スタアラは最低日数制限があるので、1週間の休みでは利用は困難です。でもワンワールドなら、単に世界一周するだけならば、数日の日程も可能です。
つまり、弾丸旅行には、ワンワールド!(笑)
最後にお値段ですが、お値段は同じようなルートだと、ワンワールドの方が若干安いようです。特に、大陸数が少なければ、ワンワールドがお得です。
あまり分析的ではないですが、オバサンの印象です(笑)。