海外発券のはなし ③発券の歴史?!
本日の話題は、出発地が海外で、日本経由で第3国行という海外発券のはなしです。
ひと昔前、こういう場合の海外発券のメッカは、疑いもなく、BKKでした。
BKKに行けば、世界中、どこに行くにも安い航空券がめっちゃ売られてましたし、円高バーツ安で嘘のような値段だったのです。
人気の商品といえば、もちろん、JALのBKKーTYOーアメリカorヨーロッパ往復。ほとんど正規運賃に近い、条件のゆる~いビジネスクラス航空券が日本の半分以下で買えた時代もありました。
当然ながら、東京で2回STOできて、有効期限も1年という、使い勝手のちょ~良いチケットでした。
しかし、めっちゃたくさんのひとが使うようになったため、JALが航空券の予約クラスを下げてきたり、予約の枠をしぼってきたり、値段を上げてきたり、有効期限を短くしてきたりと、ルールの改悪の嵐が吹き荒れ、BKK発券のうまみがなくなっていきました。
その後、JALの海外発券のメッカはSYDに移ります。
なにがすごかったって…SYD-TYO-CDGのビジネスクラスのチケットが30万円もしないで買えたんです。
最初のTYO→SYDさえどうにかすれば、たとえば、年末年始にオーストラリア旅行に行き、夏休みにヨーロッパ旅行、年に2回のビジネスクラスの旅行、しかもJAL利用!が驚きの値段でした。
これはオバサンも愛用しました。5年くらい、年末年始オーストラリア、夏休みヨーロッパというルーチンを実行しました。タスマニアにもニュージーランドにも西オーストラリアにも行きました。ヨーロッパはCDGから別切りで、イタリア、スペイン等々…
値段だけではなく、マイルもあっという間に貯まります。3万マイル近いマイルがこの航空券で毎年簡単に貯まったのでした。
これにちょっと他の旅程を足して、オバサンは修行をせずに見事、JGCを手に入れたのでした。2003年の出来事です(笑)。
しかし、SYD発券もBKK同様、JALの改悪の嵐が吹き荒れ、最終的には、期間短縮により、1年かけて使えるチケットではなくなり、東京STO2回可能の条件がなくなり、ひとり40万円以上かかるようになって、使う人はいなくなりました。
その後、海外発券はコロンボの時代に移ります。
が…
オバサンにはコロンボが遠すぎて(笑)、1回も使いませんでしたが、友人マイラーはコロンボ発券を愛用しておりました。
BKK発券と同時期もしくは、少し前にSEL発券もおいしかったんですが、あまりにも近くて使い勝手がよかったので、あっという間に乱獲され、根こそぎ持っていかれて、あっという間に、ルール改悪だけ残った感じです。
BKK発券、SYD発券が全盛だった時代、同様にHKG発券やTPE発券も乱立していましたが、BKK、SYDの安さにはかなわず、サブ的な立ち位置だったと思います。HKG、TPE発券は相手が中国人ということもあって、いろいろ痛い目にあった人もいたようです(笑)。
そして…今現在ですが…
ネットで世界中の発券情報がだれにでも見られる時代、航空会社のHPから直接買える時代になり、最近の記憶に新しいところでは、カイロ発券やモザンビーク発券なんてものまで出る始末です。
現在は、どこそこ発券という言い方よりは、すべてまとめて、PC発券という感じでしょうか(爆)。
おうちでPCの前に座って、世界中の航空券を探す!
そんな時代が来るなんて~!!